連載第8回 広島E級ぐるめ「この夏は担々麺」

  広島E級ぐるめのモンガです。つい先週広島地方も梅雨明けして、これ
 から本格的な夏の到来ですね。このところ暑い日が続いています。こう暑
 いと食欲も落ちてしましますが、逆に辛いものを食べて汗を出すというの
 もひとつの消夏法でしょう。そのせいかどうかは分かりませんが、このと
 ころ広島市内では担々麺がちょっとしたブームの兆しとのことです。

  担々麺といえば以前は四川系の中華料理店でしか食べることはできませ
 んでしたが、近頃はラーメン店のメニューに入ることも多く、食べる機会
 が増えてきたと思います。元は中国四川省の庶民の味であった担々麺を日
 本に最初に紹介したのは、四川飯店の創業者:陳健民だという説がありま
 すが、どうなのでしょうね。日本で担々麺といえば汁麺ですが、本場では
 汁なしの和え麺なのだそうです。元々担々麺は行商人が天秤棒に担いで売
 り歩いたことからその名がついたと言われており、こぼれないように汁が
 ないのが本物とのこと。

  このような汁なし担々麺を広島で最初に紹介したのは、中区舟入にある
 「きさく」ではないでしょうか。4年ほど前に担々麺専門店になって以来、
 多くの客を集めていますね。この店の担々麺はタレが丼の底のほうに溜ま
 っており、麺の上にそぼろ肉と小口切りの青ネギが山盛りのっています。
 「全体をよくかき混ぜてから食べて下さい」と言われるので、何だかジャ
 ジャ麺のような按配ですが、担々麺の魅力は何といっても独特の香辛料の
 使い方ですね。一口食べた途端に口から鼻に抜ける山椒の風味、、初めて
 食べた時の驚きは今でもよく憶えています。
 「きさく」の登場に刺激を受けたという面もあるのかもしれませんが、そ
 の後、汁なし担々麺を出す店が徐々に増えてきました。西区中広の「紺屋」
 でも月替りメニューとして汁なし担々麺を出されることがありますし、そ
 の店ごとに特徴があって楽しめます。

  ここ最近のお薦めというと、7月1日南区稲荷町にオープンしたばかりの
 「老四川麺館」でしょうか。名前の通り西区楠木町「老四川」の支店だと
 のこと。麺館の開店のために本場から料理人を呼び寄せたとこで、厨房内
 には中国語が飛び交っています。スープは日本のラーメンと比べるとあっ
 さりした感じですが、こういう味がむしろ本場に近いものなのでしょうね。
 この店は、普通の中華麺、手延べ拉麺、刀削麺という3種類の麺があり、
 更にスープと具の組み合わせにより、ラーメン、担々麺、牛肉麺、酢辛麺
 等があります。刀削麺を注文すると、客が見ている前で中国人の料理人が
 刀で麺帯をお湯の中に削り入れるところを見ることが出来ます。ぷりぷり
 クニュクニュとした食感で、麺というよりはスイトンのような感覚ですか
 ね。いや〜面白いです。是非一度試してみては如何でしょう。

きさく

 広島市中区舟入川口町5-13 Tel. 082-231-0317
 営業時間:(月−土) 11:00-14:00 18:00-21:00
      (日) 11:00-15:00 水休
 ホームページ: http://www.kisaku.jp/index.html

老四川麺館

 広島市南区稲荷町5-4 Tel. 082-261-6388
 営業時間:11:00〜14:30 17:00〜23:00 無休

            2005.7.25 By モンガ@広島E級ぐるめ