とんき

広島市西区草津新町2-15-13 TEL082-277-3267 休み:土曜日午後、日曜・祭日

 ロースカツ定食1,400円、ヒレカツ定食1,400円、一口カツ定食1,400円、
 カツ重800円、ミックス定食2,300円、単品-200円、ご飯お代わり100円

 アルパークそばにある有名な店だ。店構えも立派で、ちょっと敷居が高そうに
 見える。まぁ料理がとんかつだから、敷居が高いということはないのだが。料
 理の単価が高い分、とんかつの肉の厚さも立派。ロースで厚さ3cmはあるので
 はないか。肉を食べたという満足感を得ることができる。しかし、ここはとん
 かつ単体で見るなら、星1つからぎりぎり星2つ。まず、衣のつけ方が僕的に
 は不評だ。関西の串カツのように、肉に直接小麦粉、卵、山芋などを混ぜたも
 のを付ける。その後、パン粉をつけて低温でゆっくり揚げるのだ。この時、揚
 げ方の問題なのか、衣の問題なのか、衣が剥げる。ヘタすると、トン(豚)と、
 カツ(カツレツ)に分離してしまう。こうなってはとんかつとは呼ばない(と
 僕は思う)。しかし、衣自体の触感や味は良い。これが肉にしっかりと付着し
 ていれば、かなりのものなのだが・・・また、少しだけ揚げ過ぎになっており、
 赤身の部分が萎縮し始めていたのが残念。もう少し揚げ時間が短いと最高の揚
 げ加減だったろうに、夏の暑い時期で食中毒を気にしたのだろうか。豚の味は
 それなりに高く、豚臭さを感じない、脂身の旨い肉だった。ソースは辛めだが、
 あまり濃すぎず、さらりとしてとんかつに添うタイプ。しかし、ここのとんか
 つがぴったりの揚げ具合で提供されれば、塩が最も合うだろう(卓上に塩が置
 いてある)。そういう訳で、高い実力を感じつつも「惜しい!」と心で叫んだ
 のだった。確かにとんかつには不満を残したが、ご飯と豚汁は大満足。ご飯の
 旨さは特筆モノで、最初からおかわり不要なほどの丼でしっかりと供されるの
 だが、それでも僕には足りなかった。香り、ツヤ、粘り具合など見事なご飯で、
 これだけでモリモリ食べることができるほどの旨さだった。豚汁は作り置きせ
 ず、その都度、味噌を溶いて作っている。野菜を煮すぎず、味噌の香りを飛ば
 さず、実に旨い豚汁だった。漬物は沢庵のみイマイチ。それ以外のキュウリと
 人参は旨かった。ご飯のおかわりは有料だが、キャベツは自由。とはいえ、カ
 ウンターに座ると、適度なタイミングで親父さんが追加してくれる。それ以上
 はちょっと頼みにくい風情だ。とんかつを食べるときは馬のようにキャベツを
 食べる僕にとって、これでは全然足りなかった。店内には親父さんの視線がピ
 ーンと行き届いており、適度な緊張感がある。サービス陣は良く鍛えられてい
 るようだが、ややもすると親父さんの立ち居振舞いは傲然と見えなくもない。
 とんかつの揚げ具合も含めて、もう少しソフトだと良いのにな、と感じた。(00.07)

             ‥‥‥‥シャオヘイ拝‥‥‥‥