連載第4回 広島E級ぐるめ「わが心のお好み焼き」

  広島E級ぐるめのモンガです。2ヶ月に1回のこの連載も早くも4回目
 です。毎回の時候の挨拶がその都度変わってくるので、自分でも季節の
 遷り変わりが実感できますね(笑)。つい最近、今年の木枯し一番が吹い
 たそうですが、朝夕はめっきり寒くなってきました。私は11月〜1月の
 間が実は一番好きな季節なのです。気温が下がってくると身体も何だか
 しゃんとする感じがするし、何よりこの期間は花粉がないのが良いな〜と
 思っていたら、今頃、スギ花粉が飛んでいるという新聞記事が・・
 今年の夏はひどい暑さだったし、台風も次々来るし、本当に異常気象でし
 たね。しかし、こういうふうに寒くなってくると、暑い時季には敬遠して
 いた「お好み焼き」が恋しくなってきまして、最近はよく行っています
 ・・ということで、今回はお好み焼のお話です。

  私は元々広島生まれなのですが、大学と最初の就職の約15年間、広島
 を離れていたことがあります。そして、その間に一番恋しかった故郷の食
 べ物と言えば、やはりお好み焼きだったですね。私が広島のお好み焼きは
 他の地域と違うということに最初に気がついたのは大学時代、京都に居た
 時でした。初めて入ったお好み焼き屋でメニューを見てもよく分からず、
 「そば入り下さい」と注文したところ、店の人の怪訝な顔・・結局はその
 店で関西風の混ぜ焼きを食べさせられて、「これはお好み焼きじゃない」
 と思ったことを覚えています。今でこそ広島風のお好み焼は全国的に有名
 ですが、その頃(20数年前)は全く知られてなくて、友人に説明しても、
 なかなか分かってもらえず、「そばを入れる?もやしを入れる?それは
 ヤキソバじゃないか」等と言われたものです。
  その後、私は広島にUターンすることになって、現在は食べたい時に
 お好み焼きが食べられるという恵まれた環境ですが(笑)、広島のお好み
 焼きも昔と比べると随分と様変わりしたように思いますね。
  私が子供の頃(昭和30〜40年代)には、近所のお好み焼き屋は駄菓子屋
 を兼ねていて、夏はカキ氷とトコロ天、冬はお好み焼きとおでんを出して
 いる店が多かったです。その頃は豚肉や玉子はまだ高くて、普通のお好み
 焼きには肉や玉子は入っていませんでした。「肉入り」「玉子入り」を
 注文するのは、ちょっと小遣いがある時という感じだったです。
  近頃はお好み焼き店は専業化して、随分とハイカラな店も増えてきたし、
 チーズやコーンといった色々なトッピングをしたり、マヨネーズを置くの
 も普通になってきましたね。こういうお好み焼きも悪くはないですし、
 結構好きなのですが、やはり子供の頃に親しんだお好み焼きが一番です。
  今回は、そういう懐かしい雰囲気が残る店を2軒ほどご紹介します。
 どちらの店も、おばちゃんがとてもユニークで、私が子供の頃に行ってい
 た近所のお好み焼き屋を思い出させてくれます。
  お二人とも、最近は病気や怪我で休まれることがあって、ちょっと心配
 ですが・・。これからも、末長くやっていただきたい店です。

もり

  広島市中区富士見町14-11 Tel. 082-241-5358
  営業時間 11:00-15:00 16:30-19:00 頃 日祝休 らしい
  しばらく病気で休まれていたが、先日前を通ったら、おばちゃんが元気
  にしておられたので、ちょっと安心した。

いしざき

  広島市中区昭和町7-11  Tel. 不掲載
  営業時間 11:00-14:00 16:00-18:00 頃 日祝休 らしい
  しばらく手の怪我で休まれていたようだが、今は以前のとおり。
  おじちゃんとのコンビがいい感じだな。

              2004.11.25 By モンガ@広島E級ぐるめ