一白

 広島県広島市西区横川町3-5-20 TEL:082-292-7155
   11:00-14:30 17:00-22:00 木休

 ラーメン600円、チャーシュウ麺700円、冷麺800円、大盛+100円、味玉100 円、
 餃子350円、チャーシュウ丼400円、おむすび100円、ご飯100円

 横川の「星の道」に新しくできた店だ。店頭には、あっさり醤油ラーメンと
 大書してあり、麺類はラーメンとチャーシュウ麺しかない。後は餃子とご飯
 類くらいだ。ラーメン店としても非常にシンプルな組み立てと思う。

 僕はラーメンに味玉をトッピングしてお願いした。出てきたラーメンは、澄ん
 だ琥珀色のスープに軽く縮れた細麺が沈み、上にはモヤシ、青ネギ、チャーシ
 ュウ、味玉。最近の新規ラーメン店は、一見しただけで、他店との違いを出し
 てくることが多いので、このシンプルさには驚いた。まるで、中国料理店で出
 てくるラーメンのようだ。スープを飲んでみると、澄んではいるがダシの主体
 は鶏ガラだけではなく、豚骨も使われているようで、厚みのある風味がした。
 スープの量は少ないが、ダシはしっかり取っているようで、なかなか旨味は
 濃厚。油脂やゼラチンの濃さではなくて、旨味を抽出して濃さを出そうとして
 いることが判り、僕は好感を持った。
 しかし、いくらなんで もこれはシンプル過ぎるようにも思う。
 このタイプのラーメンが好きな人も一定数はいるだろうが、それほど多いとは
 思えないのだ。もう少し、ラーメン好きが驚くような、気の利いたお化粧をし
 たら、ぐっと印象が変わってくると思うんだけどな。
 
 それと、とても丁寧に根髭が除いてあるが、サリナスモヤシが少々邪魔と感じた。
 このタイプのラーメンだと、スープの味を薄くしてしまうし、細麺と喧嘩して
 しまうのだ。麺は細いだけではなく、ザクザクとした食感があり、口の中で
 チリチリと縮れが主張する。
 広島市内には珍しい、澄んだ醤油スープ+縮れ細麺という組み合わせなのだ。
 
 これで500円なのだから、かなり頑張っているなと思う。味玉は、半熟を少し
 過ぎた、オレンジ色の黄身だったが、漬け込みがかなり軽めで、最初はただの
 茹で玉子かと思った。味わうと少し味が付いている程度で、まだ茹でた玉子
 独特の硫黄臭がしたので、もう少ししっかり目に漬けるか、別の香りを付けて
 ほしいと感じた。チャーシュウはバラ肉だが、しっかりと良く煮込まれており、
 脂身はほぼ全て抜けている。あまり主張はないけれど、スープや麺との相性は
 良いと思うな。成人男性だと、このラーメン一杯では少ないと感じるに違いな
 いので、チャーシュウ飯などを添えたほうが無難と思う。
 
 ラーメンを作るのは、人の良さそうな店主で、女性が配膳や精算を行う。
 カウンターしかないので二人で充分なのだろう。サービス面もややぎこちなく、
 不慣れな印象を受けたが、今どき珍しいくらい清々とした店だと感じた。
 ラーメンの味といい、店のスタッフといい、何だかタイムスリップしたような
 感覚なのだ。たぶん、中国料理とか和食とか、そういう料理を経験した人なん
 だろうな。味の組み立てがラーメン店とはちょっと違う。
 今後、この店がどうなるのか、僕はとても興味があるな。 (04.11)

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 再訪。ラーメンが一杯500円から600円に値上がりしている。 後はWEBで