連載第6回 広島E級ぐるめ「地ラーメンの店」

  広島E級ぐるめのモンガです。いよいよ花粉のシーズン到来ですね。
 私も先週くらいから鼻がムズムズ、くしゃみも出始めました。例年より短
 い期間に集中して来るようですので、今までは何ともなかった人も今年は
 要注意です。外出時にはメガネ+マスク等でしっかりとガード、これから
 1ヶ月あまり、皆さん十分にご注意のほど。
  さて、今回はちょっと珍しい地ラーメンの店のご紹介です。かって、ご
 当地ラーメンと言えば、博多、札幌、喜多方ラーメンから始まって旭川、
 和歌山などのブームが次々に続いてきましたが、現在は更にレアな地域密
 着型のラーメン「地ラーメン」が注目され始めています。それは、例えば
 八王子、竹岡、十文字、笠岡とかのラーメンです。これらの地ラーメンは、
 従来は本当にその土地の人だけが知っているラーメンで、提供する店もほ
 んの数店という規模であることが多いです。呉の冷麺なんかも、ある意味
 で地ラーメンの範疇になるかもしれませんね。
  ところで、広島にあって他の土地の「地ラーメン」を食べさせてくれる
 店がごく少数ですが存在します。今回はそういうお店を紹介しましょう。

あつい軒

 広島市佐伯区新宮苑11-17 Tel. 082-922-6400
 営業時間 11:00-15:00 18:00-22:00 火休
 このお店は高知県須崎の地ラーメン「鍋焼きラーメン」を提供されてい
 る店です。鍋焼きラーメンについては、こちらのHPをご覧下さい。
 http://www.cciweb.or.jp/susaki/nabeyaki/
 ご主人は本場須崎の味を忠実に再現するため色々と苦労されたようです。
 鍋焼きラーメンのスープは親鶏の鶏ガラで出汁をとった醤油味が基本。
 麺は意外に細麺で、これは高知県から本場と同じものを取り寄せていてい
 るのだそうです。具は親鶏の肉、チクワ、ネギ、チャーシュー、生卵。
(なお本場ではチャーシューは入りませんが、このあたりはラーメンとして
 の食べ応えを考えて追加されたようです)更にタクワンが付いてくるので
 すが、これはご飯と一緒に食べる人が多いという事情からでしょう。
 鍋焼きラーメンは土鍋で沸騰した状態で提供されます。必ず「熱いですか
 ら気をつけて下さい」と言われますが、このあたりが店名の由来でしょう
 ね(笑)。スープは鶏ガラの旨みが十分に出ていて、しみじみと優しい味
 ですね。麺を食べ終わった後に、ご飯を入れて雑炊にすると二度美味しい
 です。う〜ん何となく地域の人達の温もりが伝わってくるようなラーメン
 ですね。

心(こころ)

 広島市東区福田4-2040   Tel. 082-899-6922
 営業時間 11.00-14.00 17.00-23.00 日休
 このお店は笠岡ラーメンを提供されているお店です。看板には「とことん
 素材にこだわった鶏ガラ醤油の中華そば」とありますね。笠岡ラーメンの
 特徴とは、まさにこの鶏ガラ醤油味という点です。出て来た中華そばは、
 表面に鶏油が少し浮いていています。醤油の香ばしさもあって穏やかで優
 しい味、私はこういう味が好きですね。麺は細めストレート、具はチャー
 シューの代わりに親鶏のちょっと固めの鶏肉がのっているのが特徴です。
 その他はメンマと青ネギ。このラーメンも穏やかでしみじみとした味わい
 で、ほっとする味です。

  ここでご紹介した2店はいずれも鶏ガラベースの優しい味のラーメンでし
 た。私は歳のせいか最近はこういうラーメンに惹かれますね。

            2005.3.25 By モンガ@広島E級ぐるめ