広島市の駐輪対策に怒る

 広島市の街中(まちなか)を自転車でうろつく者なら、ご存じだと思うが、
 街中のほとんどの場所は、駐輪が禁止されている。それでも駐輪していて、
 運が悪いとトラックに積まれ撤去されてしまう。撤去された自転車をもらい
 うけるには、へんぴなところまで出向き、二千円近くのペナルティーを支払
 わなくてはならない。面倒なのでそのまま愛車を放棄する人も多いらしい。

 広島市の駐輪対策は次のとおりである。
  1.街中のほとんどの場所を駐輪規制区域とした。
  2.駐輪規制区域に有料(100円)の駐輪場をほんのいくつか設けた。
  3.規制区域の駐輪車はトラックに積み込み随時撤去している。
  4.市の職員(主に中年女性で多人数)が巡回して、駐輪者に注意をうながす。

 しかし現実は・・規制区域に駐輪→注意をうながす→撤去→路上は一瞬きれ
 いになる→規制区域に駐輪→注意をうながす→撤去→路上は一瞬きれいにな
 る→規制区域に駐輪→注意をうながす→撤去→路上は一瞬きれいになる

 堂々巡りどころか、もっと質の悪い、いたちごっこである。街中の駐輪自転
 車なんて、ほっといても、減りはしないし、際限なく増えるというものでも
 ない。せっかくのクリーンエネルギーで動くところの自転車であるのに、こ
 ういう話しもきく。「街中へ一家四人で買物に行くんだけど、自転車だと、
 駐輪場で400円もかかるじゃない。車で行ったら、駐車料無料サービスが
 あるし、車でいっちゃおう」ガソリンを使い排気ガスをまき散らし。

 結局ムダな金がかかっているのは、撤去と巡回にかかるところの人件費であ
 る。上司に命ぜられ、寒い中、不法駐輪を注意する市職員の中年女性たち。
 いたちごっこであるという現実を感じないのか。もっと効率のよい方法を提
 案したりはしないのか。と思ったりしたが、彼女たちも駐輪の被害者かもし
 れない。きちんとした駐輪対策を立てられない無能な上司の命令でコートを
 着込んで寒い街に立たざるをえない。誰だって、あったかい区役所でお茶す
 すりながら事務に就きたいだろう。「駐輪対策課勤務を命ず」という辞令は
 窓際か?それともこの方策自体が、余剰人員のためのものか?
 
 市職員は、一般の会社員が給与から差し引かれている雇用保険料(けっして
 少額ではない)を徴収されていないことを最近知った。市職員が失業した
 際、失業保険は支払われないわけだが、「まぁかわいそう」というようなお
 話しではなくて、「どんな無能なものでもいったん市職員になれば首になる
 ことはない」ということである。よほどのチョンボ(区役所に火をつけると
 か)をしない限り、無事定年まで勤め上げるわけである。この不況の中、失
 業について言えば、安藤のような零細企業勤務者なんかホンマ毎日生きた心
 地がしないってのに。駐輪自転車対策を立てた者の無策ぶりとそれにしたが
 い仕事をしている職員たちの緊張感のなさ・・・・はなんとかならないか。

 街中の駐輪の一番多い時間帯及び曜日をご存じか?平日であれば、午後4時
 過ぎから深夜まで。これは、高校生の帰宅時間から、若い人たちが街で遊ぶ
 時間にあたる。曜日で言えば土日。市職員たちが実にダラダラと駐輪対策の
 仕事をするのは、平日の10時くらいから4時くらいまで。なんのことはな
 い、多く人件費をかけて、駐輪の一番少ない時間帯を狙ってやっているだけ
 ある。その人件費は、私たちの給与から税として差し引かれている。駐輪に
 対する注意と撤去を効率的にするのなら、平日4時以降と土日に徹底的に行
 うのがよいが、それを行うと手厚い『時間外手当』やら、『休日出勤手当』
 とやらで、さらに人件費がかさむだろうからおすすめはできない。

 安藤の案はこうである。

 「注意を促す必要はないから(人件費が無駄)撤去をバンバンおこなえ。駐
 輪場は無料にして、もっとたくさんつくれ」

 もし、今の路上駐輪車が全て駐輪場に入るとすると、現在のキャパでは絶対
 たりない。駐輪場がもっと必要だ。撤去が頻繁なら、しょうがなく駐輪場に
 入れるようになるし、駐輪場がタダなら、入れるのが当たり前になる。

 そうすれば、街の駐輪は少なくなり、現状よりも街の美観は保たれる(はず)。

 それにしても、広島市の駐輪対策ってホンマ『お役所仕事』の典型だよなぁ。


 安藤トロワー@会社勤めをしながら家事もこなす兼業主夫