彩々たなか

 広島市中区榎町10-13 TEL:082-234-2660 11:00-14:00 17:30-22:00 日祝休

 めばちまぐろ中とろ刺し600円、南まぐろ中とろ刺し800円特1,000円、まぐろ
 ユッケ500円、まぐろカツ500円、まぐろほほ肉の生姜焼き800円、まぐろガーリッ
 ク炒め500円、まぐろ茶漬け500円、まぐろ丼700円、ねぎとろ丼700円、
 ずけ丼700 円、ねぎトロ鉄火丼510円、中トロ丼1,000円

 十日市の電車通りから少し入ったところにあるマグロ料理専門店だ。正確には、
 まぐろ料理以外のものもあるが、店がウリにしているのは、まぐろだし、昼はま
 ぐろの丼物だけで勝負している。なんでも畜養のまぐろを使用していないのだとか。
 こういう店は、いっそ潔いと思う。しかし、東京などでは、刺身=まぐろかと思う
 くらい、僕などが見ると過熱しすぎと思えるほどのまぐろ人気だが、広島県はもと
 より、関西地方ではそれほどの人気はないと思う。せいぜい、とろを喜ぶくらいで、
 まぐろのもう一つの旨さである赤身を好む人がほとんどいない。そもそも、良い赤
 身が流通していないので、玉子が先か、鶏が先か不明だが。
 
 僕が食べたのは、一番人気というトロ鉄火丼。丼の中心に皮ぎしのトロを配し、
 周りに切身が並べてある。ご飯は酢飯で、大盛も同料金のようだ。注文を受けてく
 れた女性が、僕の顔を見るなり「大盛にしましょうか?」と聞いてくれた。
 そう言われると、根が食いしん坊なので、ついお願いしますと答えてしまうのだ。

 詳しく述べると、トロにはウズラの玉子が落としてあり、コクがプラスされている。
 そのトロの下には大葉が敷いてあった。マグロの下には、切り海苔と錦糸玉子。
 そして、細切りのレモン色の甘い沢庵、ガリ、玉子焼きが添えてある。食べ方は、
 小皿に醤油を入れ、そこへわさびを溶かし、上からかけるよう指示された。大盛を
 お願いしたが、それほどご飯は多くないように見えた、が、しかし、食べ進むと意
 外に多いことに気付く。丼の形状の問題なのか。それほど多く見えないのだ。
 マグロの量は非常にたっぷりで、ご飯が余るということはない。
 量的バランスからすると、マグロが多すぎるくらいだ。刺身に切ってあったマグロ
 はちょっとヅケにしてあったのかな?食べながらもつらつらと考えていたのは、昔、
 胡町にあった「どんせり」という店のことだ。なかなかいい店だったし、特に昼食
 としては安くて旨くて栄養バランスが良かったのに、2001年8月頃閉店してしまった。
 丼内の佇まいもどことなく似ている気がした。気のせいだろうか。サービスはそん
 な感じなので、家庭的でなかなか良い。 10回訪れると、一回無料になるサービスも
 あるようだ。 (03.09)


 再訪。今度はヅケ丼を食べた。丼一面に花びらのようにマグロのヅケが並べてある。
 今回はご飯が酢飯ではなく、普通のご飯のように感じた。ほんのり味が付いている
 ようにも感じたが、詳細不明。
 
 何よりも、前回はご飯が冷たいので、やはり丼物は少し温かいご飯のほうが合うな、
 と思ったのだが、今回はご飯がやや温かかったのが嬉しかった。
 具材の種類や盛り付け方は昔、堀川町にあった「どんせり」にそっくり。前回もそ
 う感じたし、あまりに似ているため、何か繋がりがあるのかと尋ねようと思ってい
 たのに、店を出る頃には忘れてしまっていた。うーん、旨いものを食べてしまうと、
 ついそれまでのことを忘れてしまうな。やはり、マグロの丼は昼飯としては王道的
 に旨いと思う。鮨店などで食べる上等なマグロに比べれば、肌目がやや粗いけれど、
 値段が値段である。赤身の握り一貫とそれほど違わない価格で、丼が食べられるの
 だから文句はないと思う。「どんせり」の時も同じことを言ったけれど、費用対
 効果的に、僕はもう少し注目されて然るべき店だと思うんだけどな。 (04.03)