蛍の光を訪ねて

 梅雨もいよいよ本番。鬱陶しい雨空ですが、そう!ホタルの季節でもあります。

 子供の頃(ずいぶんと昔になりますが)既にホタルは近所ではお目にかかれない
 珍しいものでした。ある夜、草のはいった虫かごを親父が持って帰ってきました。
 電灯を消すと薄い緑色の光がいくつか見えました。それがたぶん生まれて初めて
 見たホタルでした。その後、大人になって三次で勤務してた頃、アパートの裏の
 水路でホタルの明滅を見たときは、妙に得したような気がして嬉しくなりました。

 久しぶりにホタルを見たくなり、志和掘のホタル祭りに行ってきました。駐車場
 はいっぱいで地元の消防団?の方々が、近所の空き地に案内してくれていました。
 ご苦労様です。街灯も覆いされていてホタルがよく見えるように配慮してありま
 した。しばらく歩くとお酒を売っている所に出ました。蛍舞という銘柄を出して
 いる千代乃春酒造(創業250年!)でした。そこのすぐ前を流れている小さな
 小さな半川という名の川が、ホタルの生息地です。

 日の長いこの季節なかなか暗くなりません。志和掘小学校の祭り会場を一回りす
 るうちにホタルがよく飛ぶという午後8時になり、ようやく暗くなってきました。
 肝心のホタルですが、すごくたくさんというほどではありませんでしたが、川沿
 いのそこかしこに草の葉の上で光ったり、川に光を映して飛んだりしています。
 ふっと近くに来るのを捕らえると、手ひらの中で弱々しく光ったあと、思いがけ
 ずすばやく飛んで逃げていきました。

 この志和の他にも瀬野川や黒瀬・野呂山、湯来町などまだまだホタルはいるよう
 です。子供達の世代にもホタルの飛ぶ川と自然を伝え守っていきたいですね。

 ということで私のレポートは今回で最終回です。つたない文章に付き合っていた
 だきありがとうございました。また不完全な情報でご迷惑をかけてしまったこと
 もありました、ごめんなさい。ではまたどこかでお会いしましょう。So Long!

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