長江

広島県尾道市十四日元町1-22 TEL:0848-20-7729 10:00-18:00 木休

 塩豚饅80円、醤油豚饅80円、十四日巻150円、あん焼餅80円、
 黒胡麻焼餅80円、杏仁プリン200円

 中国の重慶市にある「小洞天」という店で習った人が始めた点心の店だ。豚饅の
 サイズは2〜3口サイズ。小さいが旨いので、食事にするなら一人6個くらい食べ
 ることができるだろう。テイクアウトする人が多いけれど、イートインも可能。
 僕は店のカウンターでできたての熱々を食べた。塩豚饅のほうは、生の豚肉餡を
 包むらし、皮の中で肉団子状に固まっている。団子になった肉をかじれば中から
 肉汁があふれ出てくるが、皮との一体感にはやや欠ける。味的にはさっぱりして
 軽いので、お茶の友としては非常に良さそうだ。僕が気に入ったのは、醤油豚饅。
 こちらは様々な具材を煮込んでから包んであるので、塩豚饅のようなほとばしる
 肉汁はないけれど、はらりとほぐれて、皮との一体感がとても良い。これだった
 ら僕は広島市中区舟入の「李白や」よりも旨いと思うな。十四日巻とは一体どん
 なものなのか?ちょっと聞いただけでは判らないけれど、この店の地名から取っ
 た料理で、薄焼きの玉子焼きの中に干しエビなどで味を付けた、強飯が巻きこん
 で蒸してある。手間がかかるだろうな、と思わせる一品で、こちらは豚饅よりも
 さらに軽い。ご飯粒がべしゃべしゃになっておらず、ぷりぷり感を保っていると
 ころが素晴らしい。それ以外の料理は食べていないので不明だけど、黒胡麻焼餅
 にはちょっと興味があるな。また、この店の魅力はこれだけに留まらず、店内で
 食べる客に中国茶を提供してくれるのだ。しかも無料である。そんなムチャな、
 お金とらなきゃ駄目ですよ、と助言したのだが「これは中国から買って帰ったヤ
 ツだからいいんですよ。私自身もまだ勉強中ですし」とのことだった。かくいう
 僕も1978年のプーアールをいただいたのだが…。将来的には茶館のようなコトも
 始めるのかもしれない。このできたて豚饅に中国茶が合わされば、尾道の新休憩
 スポットとして人気がでるのは間違いないだろう。無理を承知で一言付け加える
 ならば、豚饅の皮がもう少し風味のある、中国で使われているようなものだと、
 なお嬉しい。小麦粉が入手できないけれど。サービスは家庭的で温かい。テキパ
 キと動く女性と、マイペースの店主のコントラストも良い。店内は狭いので、席
 を譲りあって座るようにしよう。あ、そういえば確認し忘れたが、ここにはビール
 などのアルコール類は置いてなかったような気がする。ビールとこの豚饅を合わ
 せたい人はテイクアウトして自宅で試してみよう。(02.03)
 直ちに再訪して、黒胡麻焼餅を食べてみた。黒胡麻と胡桃の風味が良くて、実に
 旨い。僕でも大丈夫なので、甘さは控えめということになるのだろう。また、胡
 桃をちょっと甘く味付けした茶菓子があるのだが、これがあとを引く旨さ。これ
 も買って帰ることもできるのでオススメだ。店主曰く「杏仁プリンも旨いですよ」
 とのことなので、次回はそれかな。(02.03)